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ー外壁塗装におけるコーティングの役割とは?施工するメリットを紹介ー

外壁塗装について、多くの人が外壁に色を塗る作業だけだと考えがちですが、実際にはコーティングという重要な工程も含まれています。

この記事では、外壁塗装におけるコーティングの役割とメリットを紹介します。

外壁塗装をご検討中の方は、ぜひお役立てください。

 

外壁塗装におけるコーティングとは?

外壁塗装におけるコーティングとは、外壁材を保護するためにコーティング能力のある塗料を塗布する作業です。耐久性や防汚性に優れた塗料を使用し、外壁の表面全体に塗膜をつくります。

外壁塗装は建物の保護と美観を維持する役割を担っていますが、外壁は紫外線や風雨などにさらされ続けるため、時間が経つとともに自然と劣化してしまいます。コーティングは、そのような外壁の劣化を抑え、耐久性を高めるために施工される作業です。

 

 

外壁塗装に使用されるの塗料の種類

市場にはさまざまなタイプの外壁塗装用の塗料があり、それぞれに異なる特性を持っています。シリコン塗料やアクリル塗料が一般的ですが、最近では無機質を利用した無機系塗料の需要が高まっています。

塗料の性質を決めるのは主に配合される「樹脂」の種類です。たとえば、今回主に紹介する無機系塗料は樹脂に無機物質を含むことで、優れたコーティング効果を発揮します。

 

 

コーティング効果を持つ外壁用塗料

耐久性を備えた外壁塗料を使用することで、防水や防汚などの面で優れた効果を発揮し、建物の外壁の寿命を延ばすことにつながります。

コーティング能力を持った外壁塗装は、初期投資は高いものの、長期的なメンテナンス費用を考慮するとコストパフォーマンスに優れた選択といえるでしょう。近年では耐久性の高さから、外壁リフォームにおいて注目されている塗料です。

では、具体的にどのような塗料が使われているのでしょうか。

 

ガラスコーティング

「ガラスコーティング」とは、耐久性のあるコーティング塗料として注目されるものの一つです。ガラスは無機質で構成されており、耐久性に非常に優れています。

外壁塗装においてガラスの性質を活用することは、紫外線によるダメージや色あせの抑制に効果を発揮します。

現在のお住まいにガラスコーティングが施されていない場合、紫外線の影響で色褪せが進行しているかもしれません。

次回の外壁リフォームの際は、ガラスコーティングを検討しませんか。ガラスコーティングは耐久性の高さに加えて防水性にも優れており、カビや汚れの発生を効果的に抑えることが可能になります。

 

 

外壁塗装でコーティングを行うメリット

外壁塗装でコーティングを行うメリットは以下の4つです。

 

  • 建物の耐久性の向上
  • 防水性の強化
  • 耐候性の強化
  • メンテナンス費用の削減

 

順に詳しく解説します。

 

建物の耐久性の向上

外壁にコーティングを施すことで、建物の耐用年数が延長されます。コーティングが外壁を気象条件や外部の損害から守り、全体の耐久性を向上させるからです。

外壁の老朽化を防ぎ、再塗装や修理の必要性を減らします。

 

防水性の強化

外壁にコーティング塗料を使用するメリットの一つは、建物が雨や湿気から効果的に守られることです。コーティング塗料の持つ優れた防水性能により雨漏りを防ぎ、カビの発生リスクが低減されます。

防水性の高いガラスコーティングを施した外壁には、カビやコケなどが発生しにくく泥汚れも水で洗い流すことが可能です。

 

耐候性の強化

外壁コーティングを用いることで、紫外線や雨などのダメージに対する耐性が高まります。高い耐候性によって外壁の色褪せや損傷を抑えることができ、長期間にわたり建物の美観が維持されるでしょう。

 

メンテナンス費用の削減

長期的な視点で考えると、外壁コーティングはメンテナンス費用の削減につながるメリットがあります。修理や再塗装の回数が減ることで、持ち主の費用負担が軽減されます。

費用面でのメリットが大きいことも、一般の住宅だけでなく多くの建物でコーティングが選ばれる理由の一つです。

 

 

外壁コーティングのデメリット

外壁コーティングにはメリットが多いものの、ガラスコーティングを適用する際には留意すべきデメリットもあります。

以下ではガラスコーティングのデメリットについて説明します。

 

コストが高い

一般的な外壁塗装に使用されるシリコン塗料やアクリル塗料は、コストパフォーマンスが良いことから広範囲で採用されています。

一方で、ガラスを活用したコーティング塗料は、価格が一般的な塗料よりも高額になります。無機塗料のような耐久性の高い製品は、使用される素材自体が高価である場合が多く、製品価格も高くなります。

初期費用の高さはデメリットでもありますが、長期にわたるメンテナンスコストの削減を考慮すれば、価値のあるものだといえるでしょう。

 

適用できない外壁材がある

ガラスコーティングを含むコーティング塗料は、すべての外壁材に適しているわけではありません。

たとえば、サイディングの外壁には適さないことがあります。サイディング外壁に使用されるコーキング材は、耐久性がコーティング塗料よりも低いことが多く、コーティングの耐用年数との間で不一致が生じやすいのです。

コーティングを検討する際は、使用する外壁材に適しているか、依頼する施工業者に相談しましょう。

 

 

塗装メンテナンスのタイミング

外壁塗装は住まいを保護するうえで不可欠なものであり、定期的なメンテナンスが必要です。

さまざまな塗料の種類を考慮した場合、平均的な耐用年数はおよそ10年とされています。特にアクリル系の塗料の場合は10年を下回る場合も多いため、メンテナンスの計画は早めに立てることをおすすめします。

 

 

まとめ

この記事では、外壁塗装におけるコーティングの役割やメリットについて紹介しました。コーティングは主に無機系塗料を用いて施工され、住まいを頑丈に保護する効果があります。

 

ただし、使用する外壁材によっては適さない場合もあるため、専門家に相談することが大切です。

 

菊池塗装企画でも、外壁塗装についてのご相談を承っております。現場を知る経験豊富な職人が営業から施工、アフターフォローまで一貫して行いますので、安心してお客さまのご希望をお聞かせください。

2024.02.23